光造形3Dプリンター洗浄用IPA(イソプロピルアルコール)供給不安、代替品を紹介
- 三協製薬株式会社
- 6 日前
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光造形3Dプリンターの洗浄に用いるIPA(イソプロピルアルコール)が、イラン情勢の悪化を受けて、供給状況に不安が広がっています。 この記事では、イラン情勢悪化によるIPAへの影響と、IPAの代替品を解説します。
目次
IPAとは?

IPAとは、イソプロピルアルコールやイソプロパノール、2-プロパノールとも呼ぶ、アルコール系有機溶剤の一つです。常温では無色透明の液体でアルコール臭があります。
油と水の両方に比較的溶けやすい性質があり、光造形3Dプリンターの洗浄剤として幅広く使われている他、工業用の洗浄剤や希釈剤、メガネのレンズクリーナーなどの清掃用品、自動車向けの燃料用水抜き剤としても使われています。
しかし、有機溶剤中毒予防規則(有機則)という法令で規制されるほど有害性が高い物質でもあります。また、引火点が11.7℃と常温でも引火してしまう大変燃えやすい性質があるため、消防法でも規制されています。
詳しくは、IPAの製造メーカーの記事「IPA(イソプロピルアルコール、イソプロパノール)とは?成分や特徴などをわかりやすく解説」をご参照ください。
製造方法と原油依存の構造

IPAは一般的に、原油を分留してできたナフサを分解してプロピレンを作り、プロピレンの水和反応(有機化合物に水分子が付加すること)でIPAを作ります。また、三井化学では原油を原料とするアセトンと、水素を反応させてIPAを作っています。
いずれの製法も、原油由来の成分に依存しています。このため、IPAの供給状況と価格は、原油の供給状況と価格の影響を受けます。
供給状況へのホルムズ海峡封鎖の影響

日本は原油の大半をホルムズ海峡を経由するものに頼っています。同海峡の封鎖によりIPAの原料である原油の供給不足と価格高騰を招いており、それに伴い、IPAも既に出荷制限がかかり、価格が3月上旬から急上昇しています。封鎖が長期化すれば、4月中旬~5月にかけて原料の入手が困難になると考えられます。
3Dプリンター洗浄用のIPAの代替品

3Dプリンターの洗浄用のIPAの代替として、3Dプリンター向けの洗浄剤・使用済み液回収サービスの3D MedSupo(3Dメドサポ)をおすすめします。
3Dメドサポは、3Dメディカルクリーンという、有機則非該当の比較的安全性が高い洗浄剤を使います。
3Dメディカルクリーンは、エタノールが主成分で、IPAと同等の洗浄力と乾燥性を持ちつつ、IPAよりも臭いが穏やかな洗浄剤です。
下記リンクよりお買い求めいただけます。
お問い合わせはこちら→ https://www.sankyo-pharma.co.jp/contact
