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本製品は厚生労働省の通達に準拠しております。
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令和2年3月23日
令和2年4月10日
令和2年4月22日
日本薬局方の消毒用エタノールの濃度は76.9~81.4vol%となっていますが、制定された当初(1900年代)の試験による結果を参照して濃度が定められています。
この結果によると、除菌に最適な濃度は70~80vol%とされており、濃度60vol%以下、80vol%以上では除菌力が低下することがわかります。
黄色ブドウ球菌を死滅させるのに要する時間
エタノール除菌力では消毒用エタノールと同等のエタノール含有量であるため、同様の効果が期待できます。
エタノールの除菌力、不活化の強さ
さらに、70~80vol%濃度のエタノールは幅広い菌やウイルスに効くことがわかっています。
最近の報告では低濃度エタノールでも除菌・除ウイルスは可能だとありますが、多くの報告が1分程度エタノールに接触した場合の結果であり、現実的ではありません。
※参考 洗浄除菌の科学と技術 高野光男、横山理雄、西野甫 編(サイエンスフォーラム)
第1部 第2章 第3節 食品製造環境分野におけるアルコール利用とその除菌メカニズム[古田太郎]よりPrice.P.B.:Arch.Surg.,38,528-542(1938)