
まつ毛育毛効果が高いとされるグラッシュビスタ。
購入・入手方法や効果、グラッシュビスタと同様にまつ毛の育毛効果があるとされるルミガンとの違いなどをわかりやすく解説します。
目次
グラッシュビスタとは?
グラッシュビスタとは、米国の製薬メーカーのアッヴィの商標で、ビマトプロストを有効成分とするまつ毛貧毛症治療薬です。
処方箋医薬品のため購入には、医師の処方箋が必要です。
ビマトプロストとは?
緑内障治療で使われるなかで、副作用としてまつ毛が太く長く、濃くなることが発見されました。
グラッシュビスタは、ルミガン点眼液と有効成分は同じビマトプロストですが、まつ毛の育毛効果に注目して、まつ毛が不足してしまうまつ毛貧毛治療のための外用薬として開発され直したものです。
米国食品医薬品局(FDA)から2009年に、日本の厚生労働省から2014年にまつ毛貧毛症治療薬として承認を受けました。
緑内障とは?
緑内障は眼圧が高くなることで、視神経を圧迫し傷つけ、最悪の場合失明に至る病気です。
グラッシュビスタのまつ毛育毛効果

グラッシュビスタやルミガンの有効成分であるビマトプロストは、眼圧を下げる効果の他に、まつ毛の成長を促し、太く長くまつ毛にする効果があります。
ただ、あくまで今ある毛の成長を助ける作用であり、発毛を助ける作用はありません。
まつ毛はゆっくり成長するため、効果を実感するのに約8週間かかり、約16週間で効果が最大になります。
使用をやめると、まつ毛は生え変わるため数週間から数か月で元の状態にもどります。
少なくと2カ月は使い、その後も使い続ける必要があります。
グラッシュビスタとルミガンの違い
以下がグラッシュビスタとルミガンの成分の詳細です。添加剤に違いはありますが、有効成分は同じです。
医薬品名 | グラッシュビスタ | ルミガン点眼液0.03% |
有効成分・含有量(1ml中) | ビマトプロスト 0.3mg | ビマトプロスト 0.3mg |
その他添加剤 | ベンザルコニウム塩化物、塩化ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム・水和物、クエン酸水和物、塩酸、水酸化ナトリウム | ベンザルコニウム塩化物、塩化ナトリウム、リン酸水素ナトリウム水和物、クエン酸水和物、塩酸、水酸化ナトリウム |
グラッシュビスタもルミガンも有効成分は同じビマトプロストで、配合量も変わりません。
添加物のベンザルコニウム塩化物は保存剤、塩化ナトリウムは有効成分を安定化せさるための等張化剤、リン酸水素ナトリウムとクエン酸水和物は緩衝材、塩酸と水酸化ナトリウムは酸性とアルカリ性を調整するpH調整剤です。
クラッシュビスタとルミガンは添加物についてもほぼ共通しています。
いずれも同様のまつ毛育毛効果が期待できますが、適応症が異なりグラッシュビスタはまつ毛貧毛症治療の外用薬で、ルミガンは緑内障治療の点眼薬です。
まつ毛育毛目的の場合、いずれの薬であっても保険適用外の自由診療となり全額自己負担での処方です。
価格は医療機関によって異なりますが、グラッシュビスタ5ml入りが1本2万円前後、ルミガン2.5ml入りが5千円前後で販売されていますため、ルミガンはグラッシュビスタの半額程度で入手できます。
ただし、ルミガンを育毛目的で使用した場合、副作用が出ても本来の緑内障治療目的の使用ではないため、医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。
医薬品副作用被害救済制度
医薬品を正しく使用したのにもかかわらず、患者が入院したり死亡したりした場合に救済給付を行う制度です。
グラッシュビスタの副作用や注意点

グラッシュビスタには以下のような副作用や注意点があります。
医師薬剤師の指示を守って使用しましょう。
副作用
グラッシュビスタの副作用としては、結膜の充血や目のかゆみ、刺激感、虹彩や皮膚への色素沈着、目の乾燥、結膜炎などの症状が現れることがあります。
異常を感じたら使用をやめ、医師薬剤師に相談してください。
注意点
グラッシュビスタは、妊娠や授乳中の方、小児、高齢者は注意が必要です。
使用前に医師薬剤師に相談してください。
海外から個人輸入は、成分が不確かなものを多く危険なため絶対にやめましょう。
購入する際は、国内のクリニックなどの医療機関で処方してもらいましょう。
グラッシュビスタの正しい使い方
就寝前に化粧を落とし洗顔を済ませ、コンタクトを外します。
塗布用のブラシ(アプリケーター)を水平に持ち、先端にグラッシュビスタを1~2垂らします。
上まぶたのまつ毛の生え際に、アイラインを引くように目頭から目尻にかけて、塗ります。
重ね塗りはしないようにしましょう。
まつ毛の生え際以外に、グラッシュビスタがついたら、ふき取るか洗い流してください。
使用したアプリケーターは捨てましょう。
コンタクトレンズを着用する場合は、塗布から15分以上間を空けるようにしてください。
※塗るのは上まつ毛の生え際のみです。下まつ毛には上まつ毛からグラッシュビスタが移るため塗る必要がありません。
グラッシュビスタと市販のまつ毛美容液の違い
ドラッグストアなどでは、自宅で手軽にまつ毛のケアをできる商品として、資生堂のマジョリカ マジョルカ・ラッシュジェリードロップEXや伊勢半のヒロインメイク・アイラッシュセラムEX、水橋保寿堂製薬のエマーキットなどのまつ毛美容液が売られています。
まつ毛美容液には、成分として乾燥を防ぐヒアルロン酸やコラーゲン、ツヤやコシを与えるケラチンやパンテノールなどを配合し、まつ毛を美しく保つことを助けてくれます。
しかし、まつ毛美容液は、手軽に買えることが魅力ですが、あくまで化粧品の一つです。
まつ毛美容液には、医療用医薬品であるグラッシュビスタのようにまつ毛の成長を促し、まつ毛を太く、長くする効果はりません。
グラッシュビスタのよくある質問
グラッシュビスタについてよくある質問とその回答は以下の通りです。
コンタクトレンズをつけたままグラッシュビスタを塗れますか?
回答:グラッシュビスタを塗るときはコンタクトレンズを外してください。15分たってから装着してください。
グラッシュビスタを使用開始してからどれくらいで効果が出ますか?
グラッシュビスタでまぶたに色素沈着は起きますか?
グラッシュビスタとルミガン点眼液はまつ毛の育毛効果に違いがありますか?
グラッシュビスタは妊娠中でも使えますか?
グラッシュビスタの後発薬(ジェネリック医薬品)

グラッシュビスタには後発薬(ジェネリック医薬品)はありませんが、同様の有効成分のルミガンには後発薬があり、、参天アイケアや東亜薬品、日新製薬、わかもと製薬、テイカ製薬、ロートニッテンが製造販売しています。
後発薬は、先発薬と同じ成分を含み効果も変わりませんが、開発費用がかからないため安価で購入できます。
医薬品の種類 | 効果 | 副作用 | 費用 |
先発薬 | 変わらない | 変わらない | 比較的高価 |
後発薬(ジェネリック) | 変わらない | 変わらない | 比較的安価 |
グラッシュビスタ(ルミガン点眼液)の入手方法
グラッシュビスタやルミガン点眼液は高いまつ毛育毛効果を発揮する医薬品ですが、購入には医師の処方箋が必要な処方箋医薬品です。
しかし忙しく、病院に行き薬局でルミガン点眼液を買う時間が確保できない方も多いと思います。そんな方にオススメなのが、弊社のMedDirect(メドダイレクト)です。
予約から診察、処方、お届けまで全てオンラインで完結し、時間や場所を気にせず、いつでもどこでも気軽に購入することができるため大変オススメです。
なお、メドダイレクトではグラッシュビスタではなく、より安価なルミガン点眼液を処方しております。
※美容目的の処方のため保険適用外の自由診療となりますが、MedDirect(メドダイレクト)は初診料、再診料、処方料が無料で、お薬代と送料のみのご負担でリーズナブルにご利用いただけます。
メドダイレクトでのルミガン点眼液を含む処方プランと料金
メドダイレクトでは、ルミガン点眼液と専用ブラシのアプリケーターをセットで30日分、初回3,430円、2回目以降が2,130円でご提供しております。
いずれも税込価格です。
他にもさまざまなプランをご用意しております。詳細は、MedDirect(メドダイレクト)取り扱い医薬品をご覧ください。
グラッシュビスタのまとめ
・グラッシュビスタはビマトプロストを有効成分とするまつ毛貧毛症治療薬
・グラッシュビスタは処方箋医薬品のため、購入には医師の処方箋が必要
・ビマトプロストは、もともとは眼圧を下げる緑内障治療薬
・まつ毛を太く長く、濃くする効果がある
・使用開始から2ヶ月ほどで効果を実感できる人が多い
・グラッシュビスタもルミガン点眼液も有効成分はビマトプロストで変わらないため、同様の効果が期待できる
・グラッシュビスタもルミガン点眼液もまつ毛育毛目的で使用する場合は、保険適用外の自由診療で全額自己負担になる
・副作用として色素沈着や結膜炎、目のかゆみなどが出ることがある
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