ビフロキシン(ビフロキシン配合錠)の成分や、美容的効果、長期服用時に起こる副作用などの注意点、入手方法をわかりやすく解説します。
目次
ビフロキシンとは?有効成分は?
ビフロキシンは、NISSHAゾンネボード製薬の商標で、ビタミンB2(リボフラボン)とビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)を主成分とする医療用医薬品です。
本来は、ビタミン欠乏や代謝障害による口内炎や口角炎、口唇炎、湿疹や皮膚炎の治療に用います。
ビフロキシン配合錠(1錠中)の成分と用法容量と薬価
有効成分:リボフラビン 5mg、ピリドキシン塩酸塩 10mg
その他添加剤:乳糖水和物、バレイショデンプン、メチルセルロース、ステアリン酸マグネシウム
用法容量:1日3~6錠を1~3回に分けて服用します。
薬価: 5.9円
NISSHAゾンネボード製薬は東京都八王子市に本社を構える、1941年創業の歴史ある医薬品メーカーです。印刷やコーティング等の事業を展開するNISSHA(旧:日本写真印刷)の100%子会社です。
フッ素入り歯みがき「レノビーゴ」をはじめ、医療用医薬品、化粧品などを製造しています。
ビタミンB2とリボフラビン、ビタミンB6とピリドキシン塩酸塩の違い
ビタミンB2とリボフラビンは同じものです。
ビタミンB2はビタミン群の中の1つとしての名称であり、ビタミンB2の物質名をリボフラビンと言います。
ピリドキシン塩酸塩もビタミンB6の一種です。
ビフロキシンの美容的効果
ビフロキシンの有効成分であるリボフラビンとピリドキシン塩酸塩の以下のような効果があります。
リボフラビンの効果と欠乏症
リボフラビンは、水溶性ビタミンの1種です。
細胞の再生を助け、皮膚や粘膜、髪、爪などを健康に保つ働きがあり、美肌に効果があります。また、動脈硬化や老化を進める過酸化脂質を取り除く働きも持っています。
さらに、リボフラビンは、摂取した糖質、脂質、タンパク質を体内でエネルギーに変換するときに働く、脂質の代謝に欠かせない重要なビタミンでもあります。
不足すると皮膚や粘膜を正常に保てなくなり、皮膚炎や口内炎などを起こします。ビフロキシンが皮膚炎や口内炎の治療に用いられるのはこのためです。
ピリドキシン塩酸塩の効果と欠乏症
ピリドキシン塩酸塩も水溶性ビタミンの1種です。主にタンパク質の代謝を助けます。
また、皮膚の抵抗力の増進や免疫機能の正常な働きの維持、赤血球のヘモグロビンや神経伝達物質の合成、脂質の代謝にも関わりがあります。
不足すると口内炎や舌炎、貧血、食欲不振、イライラ、不安など精神的な不調のほか、足がつる、手足がしびれるといった末梢神経の症状が現れることがあります。ビフロキシンが皮膚炎や口内炎の治療に用いられるのはこのためです。
ビフロキシンは組み合わせ次第で相乗効果が期待できる
ビフロキシンは以下の医薬品(成分)と組み合わせることで美肌目的で、さらなる効果が期待できます。
ここでは概要を記載しますので、各医薬品の詳細は別記事を参照して下さい。
ユベラはビタミンEを有効成分とする医薬品です。
ビタミンEは強い抗酸化力があり、細胞を活性酸素から守る働きがあります。
シナールはアスコルビン酸(ビタミンC)とパントテン酸カルシウムを有効成分とする医薬品です。
抗酸化作用、抗炎症効果、皮膚の新陳代謝の活性化などさまざまな効果があり、ニキビや吹き出物、赤みなどの皮膚トラブルを緩和し、健やかな肌や髪を維持します。
フルスルチアミン錠はビタミンB1を有効成分とする医薬品です。
ビタミンB1は肌荒れを改善したり、肌のハリやツヤの回復などに効果があります。
トラネキサム酸にはメラニン色素の生成を抑えたり、炎症を抑える作用があるため、シミを抑える働きのほか、そばかす、肝斑、老人性色素斑、傷などの色素沈着にも効果があると言われています。
ハイチオールはL-システインを有効成分とする医薬品です。
L-システインはシナールと同様にシミの予防やシミを薄くする働きがあります。
さらに肌のターンオーバーを促進する働きがあるため、美肌に効果的です。
ビフロキシンの副作用や注意点
ビフロキシンの副作用(長期服用・大量投与)
大量・長期服用した場合に、手足のしびれや知覚障害などの末梢神経障害が起こることが海外で報告されています。ただし、頻度はわかっていません。
ビフロキシンの注意点
妊娠されている方や授乳されている方は服用に注意が必要です。医師薬剤師に相談してください。
パーキンソン病の治療薬「レボドパ」と併用すると、レボドパの効き目が弱まることがあります。
上記に該当しない方も、服用する際は医師や薬剤師の指導を守るようにしましょう。
ビフロキシンについてよくある質問
ビフロキシンについてよくある質問とその回答をまとめました。
ビフロキシン配合錠は保険適用で処方してもらえますか?
回答:ビフロキシン配合錠は、湿疹や皮膚炎、口唇炎、口内炎、口角炎の治療目的の場合のみ保険適用となります。その他の美容目的の処方は全額自己負担の自由診療となります。
ビフロキシン配合錠を長期服用するとどうなりますか?
ビフロキシン配合錠に市販薬はありますか?
ビフロキシンはニキビに効きますか?
ビフロキシンとチョコラBBの違いはなんですか?
ビフロキシンは妊娠中でも服用できますか?
回答:妊娠中の方や妊娠の可能性がある方、授乳中の方は注意が必要ですので事前に医師薬剤師に申し出てください。
ビフロキシンと飲み合わせが悪いお薬はありますか?
ビフロキシンの入手方法
ビフロキシンには市販薬がありません。
原則として医師の診断を受けて処方してもらう必要があります。
しかし、毎日が忙しく病院で診察を受け、薬局にビフロキシンを買いに行く時間がない方も多いかもしれません。
そこで、弊社のMedDirect(メドダイレクト)をご利用いただくと、予約から診察、処方、お届けまで全てオンラインで完結するため、時間や場所を気にせず、お手軽にビフロキシン配合錠を購入できます。さらにビフロキシン配合錠だけでなく、上記のユベラやシナールも併せてお買い求めいただけます。
※メドダイレクトは美容目的のため、保険適用外の自由診療です。自由診療と聞くと高額なイメージがありますが、メドダイレクトでは初診料や再診料、処方料が無料で、お薬代と送料のみでリーズナブルにご利用いただけます。
MedDirect(メドダイレクト)でのビフロキシン配合錠を含むプランと料金
メドダイレクトでは、ビフロキシン配合錠を含む処方プランを4つご用意しております。
一番お求めやすい価格の美肌プランはビフロキシン配合錠に加え、ビタミンCとL-システインのサプリメント、フルスルチアミン錠をセットにして30日分を初回4,430円、次回以降3,130円でご提供しております。
いずれも税込み価格です。
他にも、上記プランの内容にユベラを加えたプランなどさまざまなプランをご用意しております。詳細は、MedDirect(メドダイレクト)取り扱い医薬品をご覧ください。
以下がビフロキシン配合錠を含む処方プラン一覧です。
プラン名 | 美肌ケア | 美肌ケアプレミアム | ニキビ・毛穴改善 | エイジングケア根本対策 |
処方内容 | シナール代替ビタミンCサプリ、ハイチオール代替L-システインサプリ、ビフロキシン配合錠、フルスルチアミン錠25mg | シナール代替ビタミンCサプリ、ハイチオール代替L-システインサプリ、ビフロキシン配合錠、フルスルチアミン錠25mg、ユベラ錠50mg | シナール代替ビタミンCサプリ、ハイチオール代替L-システインサプリ、ユベラ50mg、ディフェリンゲル0.1%、ビフロキシン配合錠、フルスルチアミン錠25mg | シナール代替ビタミンCサプリ、ハイチオール代替L-システインサプリ、ユベラ50mg、ビオチン散0.2%、ビフロキシン配合錠、フルスルチアミン錠25mg、BIOPORT CB |
初回料金(1ヶ月) | 4,430円 | 5,020円 | 6,850円 | 13,360円 |
2回目以降(1ヶ月) | 3,130円 | 3,720円 | 5,550円 | 12,060円 |
ビフロキシン配合錠のまとめ
・ビフロキシンは、ビタミンB2(リボフラビン)とビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)を主成分とする医療用医薬品。
・ビフロキシンは、細胞の再生を助け、皮膚や粘膜、髪、爪を健やかに保ち、動脈硬化や老化を進める過酸化脂質を取り除く働きがあり、美肌に効果がある。
・妊娠、授乳中の方は注意が必要。また、パーキンソン病の治療薬レボドパの効果を弱める恐れもある
・本来は、ビタミンB2、B6の欠乏症や口内炎口角炎、湿疹、皮膚炎の治療に用いられます。
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