加湿器によるインフルエンザや風邪などのウイルス対策とは?最適な湿度などを解説
- 三協製薬株式会社

- 11月26日
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インフルエンザや風邪などの呼吸器症状を引き起こすウイルス感染症は冬になり湿度が下がると流行します。予防には、室内を適度に加湿することが有効とされています。適切な湿度や加湿器の使い方などをわかりやすく解説します。
目次
インフルエンザや風邪はどのような感染症か?
インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原体とする感染症で、一般的な風邪よりも重症化しやすいです。発症すると38℃以上の発熱や頭痛、悪寒、鼻水、咳、のどの痛み、関節痛、筋肉痛などの全身症状が表れます。吐き気や腹痛、下痢などの消化器症状が出ることもあります。毎年冬期(12~3月ごろ)に流行することが多いです。
風邪は、くしゃみや鼻水、鼻詰まり、のどの痛み、咳、たん、発熱といった症状が起こる上気道(鼻やのど)の急性炎症の総称です。病原体は9割が、ライノウイルスやコロナウイルス、RSウイルスなどのウイルスで、1割が細菌やマイコプラズマ、クラミジアなどのウイルス以外の微生物です。風邪のウイルスは200種以上もあるとされており、風邪とはあくまで症状に対する総称です。病原体によって流行時期は異なりますが、インフルエンザ同様毎年冬期(12~3月ごろ)に流行のピークを迎えます。
病名 | 症状 | 流行時期 | 病原体 |
インフルエンザ |
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風邪 |
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インフルエンザや風邪が冬に流行する理由
日本の冬は、気温が低く、湿度が下がり乾燥します。インフルエンザや風邪などの呼吸器症状を引き起こすウイルスは、一般的に乾燥と低温に強く、湿潤と高温に弱いため冬に流行します。
例えばインフルエンザウイルスでは、下記のグラフのように気温22℃、湿度50%以上の環境だと生存しづらく、気温10℃、湿度20%では長期に生存します。

湿度と温度を上げてインフルエンザ・風邪を防ぐ
インフルエンザや風邪の予防には、室内の温度と湿度を上げて、ウイルスが生存しにくい環境にすることが効果的です。具体的には、室温は18~22℃、湿度は55~60%が適しています。
室温はエアコンやストーブなどの暖房で暖め、湿度は加湿器で適度に加湿しましょう。
加えて、30分に1回以上の換気をすると、より効果的です。
加湿器のタンクのカビやぬめり、臭いに要注意
加湿器のタンク内は水が常に溜まっている状態です。温度が高すぎず、低すぎず、カビや緑膿菌、レジオネラ菌などの雑菌の繁殖には絶好の環境です。
定期的に水を交換したり、内部を洗ってもどうしても洗い残しがあり、そうした雑菌の繁殖を抑えるのは困難です。
そうした雑菌が繁殖したまま加湿器を使い続けると、加湿器肺(加湿器肺炎)というアレルギー性肺炎になる恐れがあります。
タンク内で雑菌が繁殖しないようにするためには三協製薬の赤ちゃんにも優しい加湿器の除菌剤がおすすめです。
加湿器の除菌剤とは?
「加湿器の除菌剤」は、加湿器の水に適量混ぜるだけで、タンク内のカビや雑菌の繁殖を抑えることができます。
※すべての雑菌を除去するわけではないので、併せて定期的に清掃してください。
※スチーム式加湿器、タンク加熱式加湿器にはご使用いただけません。
細菌やカビを24時間で97%以上除菌

試料内で培養した黄色ブドウ球菌、大腸菌、クロカビ、アオカビに本剤を添加し、2時間後と24時間後に、生菌の数を確認しました。
その結果、2時間後には90%以上、24時間後では97%以上減少し、除菌効果が確認できました。
各細菌やカビの減少率は以下のような結果になりました。
細菌・カビの種類 | 2時間後 | 24時間後 |
黄色ブドウ球菌 | 99.99% | 99.99% |
大腸菌 | 99.99% | 99.99% |
クロカビ | 90.29% | 97.18% |
アオカビ | 99.62% | 99.99% |
加湿器の除菌剤のメリット

本剤のメリットは、水に添加するだけで雑菌の繁殖を抑えます。手間いらずで、簡単にお手入れできます。
また、本剤は植物由来成分を使用しておりますので、赤ちゃんやペットがいるお宅でも安心してお使いいただけます。
加湿器の除菌剤は、下のリンクからお買い求めいただけます。
製品紹介ページは以下のリンクからご覧いただけます。
まとめ
インフルエンザや風邪などのウイルスによる呼吸器感染症には、加湿器による加湿が有効です。
しかし、加湿器のタンク内は雑菌やカビが繁殖しやすく、その状態で使い続けるとカビや雑菌を空気中に拡散し、健康に悪影響を与えます。
加湿器の除菌剤は、加湿器の水に混ぜるだけで簡単に雑菌やカビの繁殖を防ぐ効果があります。






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