医薬品の個人輸入の危険性をわかりやすく解説
- 三協製薬株式会社

- 9月18日
- 読了時間: 4分

海外に販売されている医薬品を、インターネットや旅行先で購入し、個人輸入する人も少なくありません。しかし、こうした医薬品は安全性が不確かなものが多く、健康被害も発生しており、中には死亡した事例もあります。
この記事では、医薬品の個人輸入の危険性と、安全な医薬品を手に入れる方法をわかりやすく解説します。
目次
国内で流通する医薬品と個人輸入の医薬品の違い
国内で一般的に販売されている医薬品は、国内で製造されたものであっても、国外で製造されたものであっても、医薬品医療機器等法によって、その品質と効果、安全性について十分に検討、確認されています。
さらに、医薬品を流通させるには、厚生労働大臣か都道府県知事の承認が必要です。
国内で一般に流通する医薬品を、適正に使用したにもかかわらず重大な健康被害が生じた場合は、その救済を図る医薬品副作用被害救済制度による救済の対象となります。
一方で、個人輸入や海外で購入した医薬品は、インターネットで手軽に購入でき、宅配してくれるため便利ですが、医薬品医療機器等法に基づく品質や有効性、安全性の確認がなされていません。製造された国によっては、品質などが確認されずに売られているものもあります。そのため、さまざまなリスクがあります。

医薬品の個人輸入のリスク
個人輸入した海外製医薬品は、医薬品医療機器等法による品質・有効性・安全性の確認が行われていないため、期待する効果が得られなかったり、人体に有害な物質が含まれている場合があります。
さらに、虚偽や誇大な効果や効能を謳っている可能性や、不衛生な場所で製造されている可能性、偽造品である可能性もあります。
個人輸入の医薬品は大変危険であり、以下のように実際に健康被害が生じており、死亡に至ったケースもあります。
「ホスピタル・ダイエット」などと称する錠剤やカプセル剤を個人輸入して服用した人に動悸やめまいが表れ、死亡に至った事例も。
アメリカ製の食欲抑制剤「オキシエリート・プロ」をインターネットで購入、使用した30歳代女性が、食欲不振、吐き気、嘔吐、黄だんなどを発症。
ED(勃起不全)治療薬の偽造医薬品を、偽物と知らずに購入し、服用した人が健康被害を受ける。
ダイエット食品や強壮用食品として販売されていた「御芝堂減肥こう嚢(おうしどうげんぴこうのう)」「天天素清脂こう嚢(てんてんそせいしこうのう)」「蟻力神(イーリーシン)」「威哥王(ウェイカワン)」「男根増長素(ネンゲンゼンツァンス)」を個人輸入し服用した人に、肝機能障害や頭痛、めまい、低血糖などの症状が表れる。
内服中絶薬(RU486)を個人輸入した人が膣から大量出血などの被害。
上記のような健康被害を受けても、個人輸入の場合は医薬品医療機器等法に基づく品質や有効性、安全性の確認がなされていないため医薬品副作用被害救済制度が適用されません。

安全な医薬品を購入する方法
安全な医薬品を手に入れるには、市販薬は国内のドラッグストアなどで買えますが、市販薬よりも効果の高い医療用医薬品は医師の診察を受けて処方してもらわなければなりません。
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医師の診察を受けて、医師の指導の下で医薬品を使用するため、個人輸入などと比べて安全に利用することができます。





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