オンライン診療とは?やり方、概要、本人確認などについてわかりやすく解説
- 三協製薬株式会社
- 2024年10月11日
- 読了時間: 7分
更新日:4月2日

自宅にいながら医師の診察を受けられるオンライン診療。その概要や、やり方、本人確認の必要性などをわかりやすく解説します。
目次
オンライン診療とは?
オンライン診療とは、自宅などにいながらスマートフォンやタブレット、パソコンなどで医師の診察や医療用医薬品の処方を受けることができるものです。
厚生労働省が2018年3月に発表した「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では「遠隔診療のうち、医師ー患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い診断結果の伝達や処方等の医療行為を、リアルタイムにより行う行為」と定義されています。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、非接触で診療ができるため規制が緩和され、一定の条件を満たせば初診であってもオンライン診療を利用できるようになりました。
オンライン診療以外の診療形式
オンライン診療以外には、外来診療と入院診療、在宅診療の3つの診療形式があります。
外来診療
外来診療は、患者がクリニックや医療機関に出向いて、診察、検査、処置を受けるものです。もっとも一般的です。
入院診療
入院診療は、症状が重篤な場合など患者が自宅で療養することが難しい場合に、医療機関に一定期間入り治療を受けます。
在宅診療
在宅診療は、医師が患者の自宅や施設に出向いて、診察します。
患者は医療機関に行く必要がないため、負担が軽くなります。
高齢化が進むなかで、通院が困難な患者は増加しつつあります。
そのため在宅診療の利用者は増え続け、需要も増加傾向にあります。
保険診療と自由診療とオンライン診療
保険診療とは、国民健康保険法や健康保険法で定められた診療です。医療費の自己負担は、原則3割です。
自由診療(保険外診療)とは、上記の制度を用いない診療で、厚生労働省が承認していない治療や医薬品を使うことや、病気の治療目的ではない診療の場合は、医療費が全額自己負担になります。
オンライン診療では、この保険診療と自由診療のどちらも利用されています。
オンライン診療のメリット

オンライン診療には次のようなメリットがあります。
いつでも、どこでも予約できる
オンライン診療では、いつでもでこでもスマホ一つで、ホームページやアプリから自分で空いている時間枠を見つけて診療の予約ができます。
どこでも診察を受けられる
オンライン診療では、インターネット環境があれば、家でも外出先でも、スマホートフォンやタブレット端末、パソコンを使い、ビデオ通話で診療を受けることができます。
病院やクリニックなどの医療機関、薬局に行く移動時間や交通費を抑えることができます。
近隣にない専門の医療機関の治療を受けられる
オンライン診察では、住んでいる地域から遠いが高い専門性のある医療機関であっても、治療を受けることができます。
他人と接触しないのでコロナウイルスなどの感染症のリスクがない
オンライン診療は、他人と接触しないため、コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症に感染するリスクがありません。
待ち時間がない
オンライン診療では、病院や薬局で待つ必要がありません。
オンライン診療のデメリット

オンライン診療には次のようなデメリットもあります。
通信環境を整備する必要がある
オンライン診療はインターネット回線を使い、ビデオ通話で診察をします。
そのため安定した通信環境が必要です。
診断のための情報を得られないことがある
オンライン診療は、モニター越しため、対面よりもやり取りできる情報が少なくなりがちです。
通信機器に不慣れだと利用が難しい
オンライン診療は、スマホなどの通信機器を用います。
高齢者など、通信機器に不慣れな方だと利用が難しい場合もあります。
オンライン診療の流れ
オンライン診療は、実施する医療機関によって、アプリを使ったりホームページから予約したりなど、多少の違いはありますが、おおまかな流れは変わらないため、ここでは弊社のオンライン診療サービスMedDirect(メドダイレクト)を例に、ご利用の流れを確認します。
基本情報・問診の入力
お名前や生年月日、性別、メールアドレスを登録し、診療科目を選択、問診に回答しましょう。注意事項を確認し✓を入れます。
問診の結果、オンライン診察が必要な場合は、空き枠を確認し予約をします。
オンライン診察が不要な場合は、お薬の処方プランを提示します。
オンライン診察
予約した日時になったら、ビデオ通話により医師とのオンライン診察を受けます。
終了後、おくすりの処方プランを提示します。ご希望のプランを選択してください。
お支払い情報の入力
指示に従ってクレジットカート情報を登録してください。
本人確認書類の提出と薬の発送
健康保険証や免許証、マイナンバーカードなどの本人確認書類を提出してください。本人確認が取れましたらお薬を発送します。
オンライン診療と本人確認書類

オンライン診療では、本当に本人であるか確認し、成りすましを防止するため、厚生労働省のガイドラインに基づき、本人確認書類の提示が必須とされています。
オンライン診療についてよくある質問
オンライン診療についてよくある質問とその回答は以下の通りです。
オンライン診療では処方箋が必要な医薬品でも処方できますか?
回答:可能です。ビデオ通話で医師の診察を受けていただき、医師が必要だと判断すれば、処方箋が必要な医薬品も処方できます。
オンライン診療ではどうして本人確認書類の提出が必要なのですか?
オンライン診療は遠く医療機関でも大丈夫ですか?
オンライン診療を利用するために必要なものはなんですか?
オンライン診療で処方された薬はちゃんと効きますか?
MedDirect(メドダイレクト)とは?
メドダイレクトは、弊社のオンライン診療サービスです。
全額自己負担の自己負担の自由診療ですが、一般の医療機関でかかる初診料や再診料、処方箋料、相談料が全て無料です。お薬代と送料のみのご負担でご利用いただけます。
シミなどに効く美肌プランや美白プランなどのスキンケア関連、まつ毛育毛のメディカルアイラッシュプラン、低用量ピル、ダイエット、男性機能改善、AGA改善などさまざまな処方プランをご用意しております。
オンライン診療のまとめ
・オンライン診療ではスマホやタブレット、パソコンを使い、どこでも診察を受けられる
・オンライン診療のメリットは、場所を気にしない、移動時間や待ち時間がない、移動のための交通費がかからない、感染症のリスクがないなど
・オンライン診療のデメリットは、インターネット環境が必要、インターネットに不慣れだと利用が困難、モニター越しのためやり取りできる情報が限られるなど
・利用には本人確認書類の提出が厚労省のガイドラインで義務付けられている
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