育毛剤のリアップなどの有効成分として有名なミノキシジルを、直接服用する医薬品ミノキシジルタブレット(通称:ミノタブ)。
その詳しい成分や効果、副作用、購入方法をわかりやすく解説します。
目次
ミノキシジルとは?
ミノキシジルとは、高血圧治療の内服薬の成分としてアメリカの製薬メーカーであるアップジョン(現在のジョンソン・エンド・ジョンソン)が1960年代に開発しました。
その副作用として、体毛が濃くなることが報告されたため、80年代にミノキシジル配合の、直接頭皮に塗るタイプの育毛剤(通称:塗りミノ)が発売されました。
その効果に着目して一部のクリニックでは、外用ではなく飲み薬のミノキシジルタブレットが、AGA(男性型脱毛症)の治療に使われています。
内服薬の方が、外用薬よりも効果が高いとされています。
AGAとは?
AGAとは、30~50歳代に多く見られる脱毛症で、男性ホルモンのテストステロンが、体内にある酵素の5αリダクターゼと結びつき、悪玉男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)になることで発症します。
ジヒドロテストステロンが、髪の毛の根本の毛乳頭の中にある男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)と結びつくと、髪の毛を生成する毛母細胞の活動を阻害し、ヘアサイクルにおける成長期が短くなります。
これにより通常3~8年かかる髪の生まれ変わりが、2~3年に短くなり、髪の毛が十分成長せず、細くやわらかい毛ばかりになり、抜けていくことで薄毛が進行します。
ミノキシジルの効果
ミノキシジルには以下のような発毛効果があるとされています。
血行促進
ミノキシジルには、血管を拡張し血行を促進する作用があります。
頭皮の血行が良くなると血流により、酸素や発毛に必要な栄養素などが髪を作る毛母細胞に運ばれ、毛母細胞の活性化を促し、新たな髪が生まれ薄毛を改善する効果が期待できます。
毛包への直接効果
ミノキシジルには毛包へ直接作用し、ヘアサイクルにおける毛の成長期を延長させ、正常時のサイクルに戻す作用があります。
これにより成長中の毛髪の数が増え、薄毛が改善します。
細胞増殖因子の増加
ミノキシジルには、血管内皮細胞増殖因子などの発毛因子を産生を促し、発毛を助ける作用があります。
ミノキシジルは組み合わせ次第で相乗効果が期待できる
ミノキシジルは、は以下の他の医薬品(成分)と組み合わせることでAGA治療目的において、さらなる効果が期待できます。
ここでは概要を記載しますので、各医薬品の詳細は別記事を参照して下さい。
フィナステリドは、還元酵素の5αリダクターゼの働きを抑え、テストステロンとの結合を防ぐことで、脱毛の原因となる悪玉ホルモンのジヒドロテストステロンの生成を阻害し、薄毛の進行を防ぎます。
ミノキシジルの外用薬(塗りミノ)と内服薬(ミノタブ)の違い
ミノキシジルには、大正製薬の有名なリアップのように頭皮に直接塗布する外用薬(塗りミノ)と、原則として医療機関で処方してもらわないと購入できない内服薬のミノキシジルタブレット(ミノタブ)があります。
塗りミノは、有効成分が皮膚の中に浸透し、毛根まで届き、毛根周辺の血行を改善します。
毛根に酸素や栄養を運び、毛根を活性化させ発毛を促すことや、毛包に直接作用して細胞分裂を活性化させ、発毛と毛の成長を助けることで効果を発揮します。
日本皮膚科学会が定める「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」の中で推奨されている治療法です。
一方でミノタブは、血中から薬効を発揮するため、外用薬よりも高い発毛効果があると考えられています。しかし、国内で臨床試験が実施されてないことから、同ガイドラインでは推奨されていない治療法です。
またミノタブは、塗りミノより副作用が強いと考えられています。
効果 | 副作用 | 購入場所 | |
外用薬(塗りミノ) | 穏やか | 穏やか | ドラグうストアなど |
内服薬(ミノタブ) | 強い | 強い | 院内処方など |
塗りミノには、大正製薬のリアップやリアップX5チャージ、女性用のリアップリジェンヌ、アンファーのスカルプDメディカルミノキ5、東和薬品のミノアップ、ロート製薬のリグロEX5など各社から販売されています。
いずれもミノキシジルの濃度は1~5%となっています。
ミノキシジルタブレットの副作用や注意点
外用薬より高い効果が期待できる内服薬のミノキシジルタブレットには以下のような、副作用や注意点があります。医師の指示を守って服用してください。
副作用
ミノキシジルタブレットは、もともと高血圧の治療薬のため、血管や心臓など循環器系の臓器に影響を与える恐れがあります。
ミノキシジルを服用すると、心臓と心臓を多む膜の間に心嚢液が大量にたまってしまい心臓を圧迫し最悪の場合心不全を起こす、心タンポナーデになることがあります。
ほかに、手足のむくみ、頭痛、めまい、心筋梗塞や肝機能障害が起こることもあります。
少しでも異常を感じたら、服用を中止して医師薬剤師に相談してくだい。
また、頭髪だけでなく体全体で発毛効果があるため、毛深くなる多毛症になることがありますがミノキシジルが効いている証拠のため心配はいりません。
注意点
ミノキシジルタブレットは国内未承認の医薬品です。
個人で海外から輸入することは、製品の品質が不確かで安全性に問題がある場合があります。
そのため国内のクリニックで医師に処方してもらい、少しでも異常があった場合すぐに相談できる体制のもとで服用することが大切です。
ミノキシジルタブレットは、未成年者や高齢者、妊娠授乳中の方、妊娠の予定がある方、心臓や肺、血管など循環器系に疾患がある方、腎臓や肝臓に異常がある方などは服用できません。
また、ミノキシジルタブレットとED治療薬、風邪薬、片頭痛治療薬、アルコールは併用が禁止されています。
ミノキシジルタブレットのよくある質問
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)についてよくある質問とその回答は以下の通りです。
ミノタブを個人輸入したいのですがおすすめありますか?
回答:ミノタブに限らず、医薬品を個人輸入するのは品質に問題がある場合もあり、健康上の危険もあるため避けましょう
ミノタブは妊娠中でも使えますか?
ミノタブの副作用にはどのようなものがありますか?
ミノタブはいつ飲めばいいですか?
ミノタブを飲み始めてから抜け毛が増えました。どうしてですか?
ミノキシジルタブレットとフィナステリドの違い
AGAの治療薬としてよく処方される医薬品にフィナステリドがあります。
フィナステリドは、ミノキシジルとは違い、5αリダクターゼの働きを阻害します。
5αリダクターゼの働きが阻害されると、男性ホルモンのテストステロンと結合できず、悪玉男性ホルモンのジヒドロテストステロンの合成が妨げれます。
これにより抜け毛を防ぎ、薄毛を改善します。
詳しくは別記事でフィナステリドを解説していますのでそちらをご覧ください。
ミノキシジルタブレットの入手方法
ミノキシジルタブレットは、AGA治療効果高い医薬品ですが、市販薬はなく、購入するには医師の診察を受けて処方箋を受ける必要がある処方箋医薬品です。
しかし、仕事忙しく、病院に行き薬局でミノキシジルタブレットを買う時間が確保できない方も多いと思います。そんな方にオススメなのが、弊社のMedDirect(メドダイレクト)です。
メドダイレクトではミノキシジルタブレットを、予約から診察、処方、お届けまで全てオンラインで、時間や場所を気にせず、いつでもどこでも気軽に購入することができます。
さらに、ミノキシジルタブレットだけでなく、上記のフィナステリドなど相乗効果を期待できる医薬品とセットで購入できるため大変オススメです。
※美容目的の処方のため保険適用外の自由診療となりますが、MedDirect(メドダイレクト)は初診料、再診料、処方料が無料で、お薬代と送料のみのご負担でリーズナブルにご利用いただけます。
メドダイレクトでのミノキシジルタブレットを含む処方プランと料金
メドダイレクトでは、ミノキシジルタブレットを含む処方プランを3つご用意しております。詳細は以下の通りです。
プラン名 | AGAプラン抜毛対策・発毛促進 | FAGAプラン発毛促進 | FAGAプラン発毛促進・抜毛抑制サプリ |
処方内容 | フィナステリド1mg、ミノキシジルタブレット2.5mg | ミノキシジルタブレット2.5mg | ミノキシジルタブレット2.5mg、BIOPORT BG-L |
初回料金(30日分) | 5,150円 | 5,301円 | 7,215円 |
2回目以降(30日分) | 3,850円 | 2,590円 | 4,504円 |
他にもさまざまなプランをご用意しております。詳細は、MedDirect(メドダイレクト)取り扱い医薬品をご覧ください。
ミノキシジルタブレットのまとめ
・ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は、発毛外用薬で有名な発毛成分ミノキシジルの飲み薬
・血行促進や毛包への直接作用、細胞増殖因子の増加作用などから発毛効果が期待できる
・フィナステリドと組み合わせると相乗効果を発揮
・ミノタブは外用薬より効果、副作用が強い
・血管や心臓など循環器系の臓器障害、肝機能障害などの副作用が出る可能性あり
・ミノタブは国内未承認の医薬品のため、クリニックなど医療機関で処方してもらい、医師の指導のもので服用する必要がある
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