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執筆者の写真三協製薬株式会社

SGLT2阻害薬とは?ダイエット効果や購入・入手方法、保険適用かなどを解説

更新日:6 時間前


SGLT2阻害薬とは?ダイエット効果や副作用、保険適用かなどを解説

ダイエットにも効果があるとして注目される糖尿病治療薬のSGLT2阻害薬。

その仕組みや効果、副作用、保険適用かどうかなどをわかりやすく解説します。



目次





SGLT2阻害薬とは?その働きは?


SGLT2阻害薬とは、SGLT2の働きを妨げる処方箋医薬品です。

医療機関で医師の診察を受け処方してもらわないと買えません


SGLT2とは、私たちの体内にあるたんぱく質の一種で、血中のブドウ糖が尿に出るのを防ぎます。


血液中のブドウ糖は、腎臓で血液から原尿(尿のもととなる液)の中に出た後、SGLT2の働きで、尿細管で再び血液中に取り込まれます。健康な人では尿の中に糖は出てきません。


しかし血糖値が高い糖尿病の人では、血液中のブドウ糖が限界を超え尿に混ざることがあります。これが糖尿病の病名の由来になっています。



SGLT2阻害薬のダイエット効果をわかりやすく図解

SGLT2阻害薬は、このSGLT2の働きを妨げ、尿の中に糖分を出し、そのまま排泄しすることで血糖値を下げる糖尿病治療薬です。



糖尿病とは?


糖尿病とは、インスリンがすい臓から分泌されなくなったり(1型糖尿病)、分泌量が少なくなったり、分泌されてもうまく働かなくなったり(2型糖尿病)する病気です。


インスリンには、細胞に血液中の糖分を取り込むことを促して血糖値を下げる作用があるため、糖尿病の方では、血糖値が高い状態が続いてしまいます。


血糖値が高いままだと血管などが傷つき、最悪の場合、足の切断や失明、心臓病など死につながります。


一般的に糖尿病の治療ではインスリンを投与したり、インスリンの分泌を促すリベルサスのようなものを投与することが主流ですが、SGLT2阻害薬はインスリンとは関係なく血糖値を下げることができるため、インスリンが効きづらいインスリン抵抗性がある方に対しても効果を発揮します。



1型糖尿病と2型糖尿病の違い


糖尿病にはいくつか種類があり、代表的なものに1型糖尿病と2型糖尿病があります


1型糖尿病は、すい臓のランゲルハンス島という部分にあるβ細胞が障害され、インスリンを生み出せなくなった結果、高血糖状態が続き血管がダメージを受け、命の危険につながる病気です。子供や青年で多く発症します。

治療では、注射でインスリンを補い血糖値を下げます。


一方、2型糖尿病ではインスリンは分泌されているものの、働きが悪く血糖値が下がらなかったり(インスリン抵抗性)や、分泌そのものが減っていたりすること(インスリン分泌低下)があります。


高血糖が続く場合は、薬やインスリン注射による治療を行うこともありますが、まずは運動療法や食事療法による治療が行われます。


2型糖尿病は、遺伝的要因に運動不足や食べ過ぎなどの要因が加わり発症すると考えられていますが詳しいことはわかっていません。糖尿病患者の95%以上が2型で、多くが中高年で発症します。


病名

症状

原因

治療

体形

発症年齢

1型糖尿病

急激に症状が現れて、糖尿病になることが多い

膵臓でインスリンを作るβ細胞が壊れ、インスリンがほとんど出なくなり、血糖値が高くなる

インスリンの注射

やせ型の方が多い

若年に多い

(ただし何歳でも発症する)

2型糖尿病

症状が現れないこともあり、気が付かないうちに進行する

生活習慣や遺伝的な影響で、インスリンが、出にくくなったり、効きにくくなったりして血糖値が高くなる

食事療法・運動療法、飲み薬、場合によってはインスリンなどの注射を使う

肥満の方が多いが、やせ型の方もいる

中高年に多い





SGLT2阻害薬とダイエット


SGLT2阻害薬とダイエット

食事で摂取し、消費されなかった糖分は脂肪細胞に取り込まれ、脂肪に変わります。SGLT2阻害薬を服用すると、糖分が脂肪に変わる前に尿として排出されるため高いダイエット効果が期待できるとして注目を集めています。


若返り効果も


順天堂大学の研究によると、SGLT2阻害薬を肥満させたマウスに投与したところ、内臓脂肪に蓄積した老化細胞が除去されるとともに、内臓脂肪の炎症が改善し糖代謝異常やインスリン抵抗性の改善がみられました。


蓄積した老化細胞によって起こるアルツハイマー病や動脈硬化などを改善する効果も期待できます。




SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の違い


SGLT2阻害薬と同様に、ダイエット効果もあると注目されている糖尿病治療薬にGLP-1受容体作動薬があります。


GLP-1受容体作動薬は、すい臓にインスリンを分泌を促して、インスリンの働きによって血糖値を下げる処方箋医薬品です。


このため、インスリンが効きづらいインスリン抵抗性がある方では効果が出にくいデメリットがあります


しかしGLP-1受容体作動薬には、血糖値を下げるだけでなく、SGLT2阻害薬にはない以下のようにさまざまな作用があり、ダイエットへの効果が期待できます。



過剰な食欲を抑える


GLP-1受動態作動薬は、満腹中枢に直接働きかけることで過剰な食欲を抑えて食べ過ぎを防ぐ効果があります。

食欲そのものが減るので、食べることを我慢する必要がほとんどなくなり、ストレスなく痩せられます



満腹感を持続させる


GLP-1受動態作動薬は、食べ物が小腸へ送られるスピードを遅くして、食べ物が胃に入っている時間を延ばす効果があり、同じ量のものを食べても、食べ物が胃にある時間が長くなり満腹感が長く続きます



基礎代謝を良くする


GLP-1受動態作動薬は、脂肪細胞に働きかけ、熱を生み出すことを助け基礎代謝を上げ、脂肪を分解しやすくすることで太りにくい体質になり、リバウンドしにくくなります


医薬品の種類

作用

副作用

GLP-1受容体作動薬

血糖値を下げるインスリンの分泌を促進したり、食欲を抑えたりする

まれに急性膵炎、下痢、腹痛、食欲減退、悪心・嘔吐、嘔吐を伴う激しい腹痛

SGLT2阻害薬

腎臓にあるSGLT2というタンパク質を阻害して、余分な糖を尿と一緒に排出する

まれに脱水症状、頻尿、膀胱炎などの尿路感染症、性器感染症、口渇、便秘、血圧低下、腎機能障害、ケトアシドーシス



SGLT2阻害薬はGLP-1受容体作動薬などと組み合わせると相乗効果が期待できる


SGLT2阻害薬は、以下の他の医薬品(成分)と組み合わせることで、さらなるダイエット効果が期待できます。

ここでは概要を記載しますので、各医薬品の詳細は別記事を参照して下さい。




糖尿病治療薬。インスリンの分泌を促し、血糖値を下げる効果がある。また、満腹感を持続させる、過剰な食欲を抑制する、基礎代謝をあげるなどの作用により、ダイエット効果が期待できます。



生薬の作用で、体を温めて熱を発散し、エネルギー消費を高めて脂肪の分解や燃焼を促します。



SGLT2阻害薬の副作用


SGLT2阻害薬の副作用


SGLT2阻害薬の副作用には、血糖値が低くなりすぎる低血糖や、体内にケトン体が増え体液が酸性に傾くことで最悪の場合昏睡状態になってしまうケトアシドーシス、頻尿、脱水、尿路感染症などになることがあると報告されています。

異変を感じたら医師薬剤師に相談するようにしましょう



SGLT2阻害薬の種類と保険適用


SGLT2阻害薬には、大正製薬のルセフィやイギリスの製薬メーカーであるアストラゼネカのフォシーガ、田辺三菱製薬のカナグルなどがあります。

ルセフィは別のページで解説していますので併せてご覧ください。


いずれも糖尿病治療薬であり、ダイエット目的の場合は保険適用外の自由診療となります。


主なSGLT2阻害薬は以下の通りです。



・フォシーガ


フォシーガは、アストラゼネカの商標です。

有効成分はSGLT2阻害薬のダパグリフロジンプロピレングリコールです。



・カナグル


カナグルは、田辺三菱製薬の商標です。

有効成分はSGLT2阻害薬のカナグリフロジンです。



・スーグラ


スーグラは、アステラス製薬の商標です。

有効成分はSGLT2阻害薬のイプラグリフロジンです。



・ジャディアンス


ジャディアンスは、ドイツの製薬メーカーであるベーリンガーインゲルハイムの商標です。有効成分はSGLT2阻害薬のエンパグリフロジンです。



・デベルザ


デベルザは、興和の商標です。

有効成分はSGLT2阻害薬のトホグリフロジンです。



・アプルウェイ


アプルウェイも興和の商標で、有効成分もSGLT2阻害薬のトホグリフロジンです。




SGLT2阻害薬の個人輸入に注意


海外から個人でSGLT2阻害薬を輸入することは、成分に問題があるものもあり、健康悪影響が出る可能性あるため、やめましょう。

国内の医療機関で医師の指示の下で服用すると安全性が高いです




SGLT2阻害薬のよくある質問


SGLT2阻害薬についてよくある質問とその回答以下にまとめました。



SGLT2阻害薬をダイエット目的で処方する場合、健康保険は適用されますか?

回答:適用されません。全額自己負担の自由診療となります。

SGLT2阻害薬を服用すると頻尿になりますか?

SGLT2阻害薬にジェネリック医薬品はありますか?

SGLT2阻害薬とメトホルミンはどう違うの?

SGLT2阻害薬を服用すると尿路感染症になりますか?

SGLT2阻害薬を服用すると低血糖になりますか?

SGLT2阻害薬服用中にお酒を飲んでもいいですか?



SGLT2阻害薬の入手方法


SGLT2阻害薬は、ダイエットで高い効果を発揮しますが、いずれも処方箋医薬品です。

医療機関で医師の診察を受け処方箋を出してもらわないと買うことができません


しかし忙しく、病院に行き薬局でSGLT2阻害薬を買う時間が確保できない方も多いと思います。そんな方にオススメなのが、弊社のMedDirect(メドダイレクト)です。


メドダイレクトでは、予約から診察、処方、お届けまで全てオンラインで完結し、時間や場所を気にせず、大正製薬が製造販売するSGLT2阻害薬のルセフィをいつでもどこでも気軽に購入することができます。


さらに、ルセフィだけでなく、上記のリベルサスや防風通聖散など相乗効果を期待できる医薬品とセットで購入できるため大変オススメです。

オンライン診療・処方サービス Med Direct(メドダイレクト)

※美容目的の処方のため保険適用外の自由診療となりますが、MedDirect(メドダイレクト)は初診料、再診料、処方料が無料で、お薬代と送料のみのご負担でリーズナブルにご利用いただけます。



メドダイレクトでのSGLT2阻害薬ルセフィを含む処方プランと料金


メドダイレクトでは、医療用医薬品のルセフィを含む処方プランを3つご用意しております。処方内容と料金は以下の通りです。



プラン名

短期ダイエット(GLP-1+糖質カット)

短期ダイエット(糖質カット+脂肪燃焼)

短期ダイエット(糖質カット)

処方内容

GLP-1リベルサス3mg、SGLT2ルセフィ2.5mg

SGLT2ルセフィ2.5mg、防風通聖散

SGLT2ルセフィ2.5mg

初回料金(1ヶ月)

19,690円

13,150円

11,390円

2回目以降(1ヶ月)

18,390円

11,850円

10,090円



SGLT2阻害薬のまとめ


・SGLT2阻害薬は糖尿病医治療薬


・SGLT2というたんぱく質を阻害し、血中の余った糖分を尿にを通して体外に排出する


・余分な糖分が脂肪として蓄積する前に、体外に出るのでダイエット効果がある


・処方箋医薬品のため、購入には医師の診察を受け処方箋をもらう必要がある


・副作用として、低血糖や体内にケトン体が増えるケロアシドーシス、頻尿脱水、尿路感染症などが起こることがある。


・リベルサスなどの薬と組み合わせるとさらなる効果が期待できる

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