ミノキシジル(外用薬・塗りミノ)とは?効果や成分、購入方法をわかりやすく解説
- 三協製薬株式会社
- 4月8日
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市販の脱毛症治療薬の成分として知られるミノキシジルについて、その成分や効果、市販薬と医薬品との違い、購入方法などをわかりやすく解説します。
目次
ミノキシジルとは? AGAとは? ミノキシジルの効果 血行促進 毛包への直接効果 細胞増殖因子の増加 ミノキシジル外用薬の副作用 初期脱毛 その他の副作用 ミノキシジル外用薬の市販薬と処方薬の違い ミノキシジル外用薬(塗りミノ)とミノキシジルタブレット(ミノタブ)の違い ミノキシジル外用薬についてよくある質問と回答 メドダイレクトでのヴェラルティスVL02ローションを含む処方プランと料金 ミノキシジル(外用薬)のまとめ
ミノキシジルとは?

ミノキシジルとは、高血圧治療の内服薬の成分としてアメリカの製薬メーカーであるアップジョン(現在のジョンソン・エンド・ジョンソン)が1960年代に開発しました。
その副作用として、体毛が濃くなることが報告されたため、80年代にミノキシジル配合の、直接頭皮に塗るタイプの育毛剤(通称:塗りミノ)が発売されました。
日本では大正製薬のリアップを始め、多くの市販の発毛剤の成分として配合されています。 医療機関では、AGA(男性型脱毛症)の治療薬として、市販品よりも濃度が濃いミノキシジル外用薬が処方されることも多いです。
※市販薬はミノキシジル濃度が2~5%が主流、5%を超えるものは医師の診察と処方が必要
またミノキシジルには内服薬のミノキシジルタブレットもあり、別記事「ミノキシジルタブレット(ミノタブ)とは?AGA治療効果、購入・入手方法、副作用などをわかりやすく解説」で解説しておりますので、併せてご覧ください。
AGAとは?

AGA(男性型脱毛症)とは、30~50歳代男性に多く見られる脱毛症で、男性ホルモンのテストステロンが、体内にある酵素の5αリダクターゼと結びつき、悪玉男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)になることで発症します。
ジヒドロテストステロンが、髪の毛の根本の毛乳頭の中にある男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)と結びつくと、髪の毛を生成する毛母細胞の活動を阻害し、ヘアサイクルにおける成長期が短くなります。
これにより通常3~8年かかる髪の生まれ変わりが、2~3年に短くなり、髪の毛が十分成長せず、細くやわらかい毛ばかりになり、抜けていくことで薄毛が進行します。
ミノキシジルの効果

ミノキシジルには、血行促進や毛包への直接作用、細胞増殖因子の増加などの作用があり、AGAの治療に効果を発揮します。 使用開始からおよそ半年で効果が現れることが多いです。
効果を詳しく見ていきます。
血行促進
ミノキシジルには、血管を拡張し血行を促進する作用があります。
頭皮の血行が良くなると血流により、酸素や発毛に必要な栄養素などが髪を作る毛母細胞に運ばれ、毛母細胞の活性化を促し、新たな髪が生まれ薄毛を改善する効果が期待できます。
毛包への直接効果
ミノキシジルには毛包へ直接作用し、ヘアサイクルにおける毛の成長期を延長させ、正常時のサイクルに戻す作用があります。
これにより成長中の毛髪の数が増え、薄毛が改善します。
細胞増殖因子の増加
ミノキシジルには、血管内皮細胞増殖因子などの発毛因子の産生を促し、発毛を助ける作用があります。
ミノキシジル外用薬の副作用

ミノキシジル外用薬の副作用としては、以下のような症状が報告されています。
初期脱毛
初期脱毛とは、ミノキシジル外用薬を使い始めてから10日~1ヶ月の使用初期に、髪の毛が抜けてしまうことです。
これはミノキシジルの作用でヘアサイクルが通常に戻るために起こるもので、薬が効いている証です。 そのため使用を続けても問題はありません。
その他の副作用
ミノキシジル外用薬の副作用としては、塗った箇所のかゆみや発疹、皮膚炎、紅斑などがありますが、ミノキシジルだけでなく外用薬では広く報告される症状です。
ほかに、ミノキシジル特有のものとしては、浮動性めまいや頭痛、動悸、血圧低下などの症状が報告されています。
これらの症状が現れたら、使用をやめて医師、薬剤師に相談するようにしましょう。
ミノキシジル外用薬の市販薬と処方薬の違い

リアップなどの市販のミノキシジル外用薬と病院で処方されるミノキシジル外用薬の大きな違いは、その濃度です。
市販薬は、ミノキシジル含有量が1~5%であるのに対し、病院など医療機関では5%以上含んでいるものも処方できます。
なお、弊社、三協製薬のオンライン診療サービス「MedDirect(メドダイレクト)」では、ミノキシジルを15%配合した「ヴェラルティスVL15ローション」を処方しております。
濃度が高いミノキシジル外用薬は、濃度が低いものと比べ高い発毛効果が期待できます。
しかし、その分上記の副作用が出る恐れも高くなるため、医師の指導のもと使用することが大切です。
ミノキシジル外用薬(塗りミノ)とミノキシジルタブレット(ミノタブ)の違い

ミノキシジルには、外用薬(頭皮に塗るタイプ、通称:塗りミノ)とタブレット(飲み薬タイプ、通称:ミノタブ)の2種類があります。
外用薬は、有効成分が皮膚の中に浸透し、毛根まで届き、毛根周辺の血行を改善します。
毛根に酸素や栄養を運び、毛根を活性化させ発毛を促すことや、毛包に直接作用して細胞分裂を活性化させ、発毛と毛の成長を助けることで効果を発揮します。
日本皮膚科学会が定める「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」の中で推奨されている治療法です。
一方でミノタブは、血中から薬効を発揮するため、外用薬よりも高い発毛効果があると考えられていますが、国内で臨床試験が実施されてないことから、同ガイドラインでは推奨されていない治療法です。
またミノタブは、塗りミノより副作用が強いと考えられています。
効果 | 副作用 | 購入場所 | |
外用薬(塗りミノ) | 穏やか | 穏やか | ドラッグストア、院内処方など |
内服薬(ミノタブ) | 強い | 強い | 院内処方など |
ミノキシジル外用薬についてよくある質問と回答
ミノキシジル外用薬について、よくある質問とその回答は以下の通りです。
ミノキシジル外用薬を個人輸入したいのですがおすすめありますか?
回答:ミノキシジル外用薬に限らず、医薬品を個人輸入するのは品質に問題がある場合もあり、健康上の危険もあるため避けましょう
ミノキシジル外用薬を塗り始めてから抜け毛が増えましたが使用を続けても大丈夫でしょうか?
ミノキシジル外用薬の使用を中止するとどうなりますか?
ミノキシジル外用薬を塗ったあとに、ヘアワックスを使っても大丈夫でしょうか?
ミノキシジル外用薬の入手方法
ミノキシジル外用薬のうち、ミノキシジルの濃度が5%までであれば、ドラッグストアや薬局で購入できます。しかし、より効果が期待できる5%を超える濃度のものを購入するには医師の処方によらなければいけません。
インターネットで個人輸入する方法もありますが、品質が不明確で健康に有害な成分が含まれていることもあるため、日本国内の確かな医療機関で処方してもらった方が安心です。
しかし、仕事が忙しく、病院に行く時間が確保できない方も多いと思います。そんな方にオススメなのが、弊社のMedDirect(メドダイレクト)です。
メドダイレクトでは高い効果が期待できるミノキシジル濃度15%のヴェラルティスVL15ローションを、予約から診察、処方、お届けまで全てオンラインで、時間や場所を気にせず、いつでもどこでも気軽に購入することができます。
さらに、ヴェラルティスVL15ローションだけでなく、相乗効果を期待できる医薬品とセットで購入できるため大変オススメです。
※美容目的の処方のため保険適用外の自由診療となりますが、MedDirect(メドダイレクト)は初診料、再診料、処方料が無料で、お薬代と送料のみのご負担でリーズナブルにご利用いただけます。
メドダイレクトでのヴェラルティスVL02ローションを含む処方プランと料金
メドダイレクトでは、ヴェラルティスVL02ローションを含む処方プランを3つご用意しております。詳細は以下の通りです。
プラン名 | 男性AGA(皮膚科)発毛促進[外用薬のみ] | 男性AGA(皮膚科)抜け毛抑制+発毛促進[外用薬含む] | 女性AGA発毛促進[外用薬] |
処方内容 | ヴェラルティスVL02ローション60ml | fフィナステリド1mg+zinc1mg、ヴェラルティスVL02ローション60ml | ヴェラルティスVL02ローション60ml |
初回料金 | 10,414円 | 11,510円 | 9,007円 |
2回目以降 | 7,703円 | 8,799円 | 6,296円 |
他にもさまざまなプランをご用意しております。詳細は、MedDirect(メドダイレクト)取り扱い医薬品をご覧ください。
ミノキシジル(外用薬)のまとめ
・ミノキシジルは、多くの市販の発毛剤(外用薬)に有効成分として含まれている
・血行促進や毛包への直接作用、細胞増殖因子の増加作用などからAGAに効果がある
・副作用としては、かゆみ、発疹、皮膚炎、紅斑、めまい、頭痛、動悸、血圧低下など
・市販品のミノキシジル濃度は5%まで、5%を超えるものは医師の処方が必要
・ミノキシジルには塗り薬の外用薬(塗りミノ)と内服薬(ミノタブ)がある
・外用薬は効果と副作用ともに穏やかで、内服薬は効果、副作用ともに強い
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